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::気まぐれ文字並べ・5題「さがしても」⑤
さがしても 配布元:BIRDMAN

さ 燦々と輝く太陽の下でまっすぐに咲く向日葵のように
が がんばるだけが、すべてじゃない。
し 信じることなかれ
て 手紙でしか思いを届けられない私
も もういちどの奇跡




一人暮らしの姉の元へ遊びにやってきて、今日で5日目になる。
忙しなく仕事へ繰り出してはへとへとになって帰ってくる姉のために、私は温かな料理を作って待っている。
このようなこと、本来なら恋人にするのだろうが、残念ながら私はまだ独り身だ。
美味しいと、家族から講評の味噌汁を今日も作ってみた。

「うーん、あともう少し塩辛い方が良いんじゃない?」
「えー、美味しいから良いぢゃんかー」

母にお墨付きのこの味噌汁。姉にとってはイマイチのようだ。

「確かに美味しいけど。私が求めてるのはこういう味じゃなくてさ…」

姉の言いたいことは分かってる。
だってそれを目標に毎回頑張って味噌汁を作っているのだから。

「前に1回だけ、あの味にできたことがあったよね」

あれはもう無理なの?
挑発的な台詞に、ぴくりと反応する私の耳は、俗に地獄耳といわれている。
口をとがらせて味噌汁をすする私に、姉は小さく笑った。

「こっちにいる間に絶対作ってやるんだから」

姉に対する私の反骨精神は、劣ることを知らない。



(娘だったら誰だって目指すでしょ。「お母さんの作るお味噌汁」)



≫もういちどの奇跡
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