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::クリアしたいお題その④・十分の二
恋のはじまりを告げた夏の陽射

01 恋のはじまりを告げた夏の陽射
02 じれったくて、たまらない。
03 シューティングスターハッピー
04 見上げれば、誓った夢
05 青空の未来
06 心を揺らす青春時代
07 愛を嘆く雨
08 誰にもゆずらない未来の道標
09 オレンジ色の記憶
10 いいことがやまない

恋の始まりを告げた夏の陽射 03



 この時期になると、この国ではある話題でもちきりとなる。
特に、恋人がいるであろう人間にとっては、ロマンチックな話だ。
それを利用して、旅行会社がデートスポットに最適!と銘打ったチラシを待ちの至る所に貼り付けていたのを思い出した。
確かに。チラシの内容は、女性ならば「素敵!」と言って食いつきそうな話だ。だが、そのチラシによって汚された街をは、それと相反しているという矛盾に誰も気を向けようとはしない。
ネオンを消せば、此処でも見られるだろうに。
あのとき、チラシに対して自分は冷ややかな視線を送っていたと記憶している。

「それで、おにいさんとはまだ結婚しないの?」
「またその話?止めてよ。私とあいつはそんなんじゃないから」
「とか言っちゃって。毎週末飽きずにデートしてる癖に」
「あんたねぇ…」

小さい頃から受けている鋭い突っ込みがくるかと思ったが、それは話題になっているあるものによって食い止められた。

「玉の輿!玉の輿!玉の輿!…よし!三回言えた!」
「おにいさんってお金持ちだっけ?」
「いや」
「でも将来は玉の輿と一緒になりたいんだよね…?」
「もっと現実的なことを考えて恋愛していかないとね!」

ふぅんという生返事を特に気にするでもなく、彼女は再び空を見上げた。

「その夢、叶うと良いね」
「あら。玉の輿に乗れたら、あんたもあたしの妹としてセレブの仲間入りなんだから。しっかり見つけなさい」
「…まだ願う気かコノヤロウ」

愛用の携帯を見やると、既に日付が変わっていた。
流星群見るんなら、彼氏として溺愛してるおにいさんと来ればいいのに。
そう言ったら、何故か怒られた。



シューティングスターハッピー
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